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「夏の季節に紹介したい家づくり(軒について)」

2019.08.8

こんばんは、工事の施工管理をしている和泉です。

お盆も近くなっているのにもかかわらず、「暑い」「暑い」と、口癖のように言っているのは……、あっ、私です。

日本には四季があり、夏は暑く雨が多い風土です。 そこで、おうちを作る際に、快適に過ごせる工夫について昔の建物を見て考えてみましょう。

今回は「軒」について、お話します。

昔から、「大工とスズメは軒で泣く」ということわざ(スズメはチュンと泣きます、大工さんは軒の難しい仕事に苦戦するという意味です)があるくらい建物の大切な部位です。 昔から言われる軒のメリットについてお話します。

  • ①日射を遮る…昔のおうちは軒を深く取り、夏の日射を遮るように建物を作っていました。日本の緯度にも関係していて、夏時期の昼間の太陽光を遮ることにもつながりますね。
  • ②風を取り入れる…南面に大きな開口部の家を思い浮かべると思います。

開口部を大きくしかも建物対角に設ける家は、風を取り入れやすい家になります。(白浜の場合は特殊ですが夏風を取り入れるなら南東のほうに設けるほうがいいです)そこに軒があると、影ができ涼しくなりますよね。

又開口部を設けにくい細長い敷地に建つお家については、自ら気流を作る工夫をしています。

京都の長屋はそう言った工夫が見られます。

  • 雨を防ぐ…軒のあるおうちは壁に雨が直接かかりにくいです。経年の外壁の痛みが違います。

また、最近は軒のない家が多くなってきています。デザインはすっきりしますね。では、もしも玄関に軒が無かったら?雨の日おうちの前で鍵を開けるときに濡れちゃいますね。

おうちを建てるときには、デザインを優先する四角い箱を作るのもいいのですが、私はそのメリットと同時にデメリットも知ってほしいと思っています。軒のある最大のメリットは日射を遮り、雨を防ぐということではないでしょうか?昔の大工さんの知恵、軒を出し、風を取り入れる工夫をすると少しは夏を涼しく過ごせるかもしれませんね。

工事中なんかはエアコンがない中、職人さんが暑さと闘いながら、作り上げていくわけです。風が入るほうに窓があるだけ職人さんは快適とまでは言えませんが、作業がしやすいと思います。

最近は防犯上やエアコンを使って窓を開けない暮らし方をするお宅が増えているように感じます。熱さを遮る役目の軒を活かしてたまにはエアコンをつけず、窓を開け、自然の風で涼を楽しむ日があってもいいのではないでしょうか?

私どもの住む白浜では、雨が多く夏の日差しも強いため、設計段階でできる工夫、軒のある家の選択もありだと思います。

   

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